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2009.08.24 (Mon)

夏休みの成果。

早いもので、夏休みも残す所一週間を切ってしまいました。美月です。宿題を夏休み終了十日前くらいに仕上げたので、その後は例の文芸部の原稿を書いていました。
この前のは、規定のページで十八枚以内のところ二十六・七枚書いたからね! それを出すわけには流石にいかないだろって。

で、昨日やっと書き上げました。


……二十枚でした。(爆)


先に書いた二十六枚の方とは全く違う話に路線変更して、やっと書き上げた一本。二枚超えてしまったのが悔やまれますが、これ以上短く出来ないところまで台詞もストーリーも削ってしまいましたので、まぁ、二枚くらいの超過ならOKって先に言ってあったし、それで収まったからよしとしようかと。
あとがきと小説の表紙を除けば、小説本体は十八枚で収まってるし……(駄目です。全部まとめて十八枚以内です)

最初小説だけで二十枚くらいあったのを、やっと削ってこの分量。
苦労しました。し、泣く泣く削ったシーンが多いので涙。
でも、苦労&涙して削った分、ストーリーも会話のテンポもスムーズになって、それなりにいい感じです。最終的には、最初に書き上げたやつより削ったものの方が気に入っています。

やっぱり小説は長くて何ぼのものではないのです。

 * * *

ただし、その反動で凄いことが起きていました。
長編小説ではないのですが、原稿用紙換算で百五十枚は軽く超えるだけの小説を一本、書いたのです。
それだけの分量を、正味五日間くらいで書き上げました。毎日毎日三十枚くらいは平気で書いていたので、思ったよりも早く書けてしまったという……


内容は、今回は折角夏なので挑戦をしました。

非常に申し訳ないんですが。

BL小説です。


実は、私はBL小説というのは読むばっかりで書いたことは一度もなかったりしました。読むにしても、中学の時に刹那先輩から一冊借りて読んだのと、高校生になってネット上で二、三作品を読んだだけです。
やっぱり、恋愛小説や官能小説、百合小説とは全く違った世界観がそこにはあるんですよね。
その世界観を試しに書いてみようとずっと挑戦したかったんですが、何せネタが長くなりがちなので、まとまった時間が取れるときでないと書けないかと。
で、夏休み、長い時間がある時に思い切って書きました。


思ったことはただ一つ。

すごく、文章やストーリーの流れに気を遣いました。


現実になかなかありえない世界を書くわけですから当然ですよね。普通の恋愛小説でさえろくに書いたことがないのに、凄い苦労でした。
以前百合(もどき)小説はシリーズで二作品くらい書いたことがあるんですが、それも大変でしたけれど、BL小説はそれ以上の苦労を必要としました。
恋愛の類をストーリーに絡めると、普通に今私が書いているようなライトノベルやエンターテイメント、ミステリー、青春小説とは違って心理戦が中心になる訳ですけど、その心理面をどんな風に表現するかに、特有の「BLらしさ」が出るかどうかがかかっているんですね。ストーリーの流れに常に注意する必要がありました。
うん、やっぱり現実にないないことは書きにくい。


でも、今の私にとってはやたらな恋愛小説を書くよりもよっぽど楽だと思います。


理由は至極単純。


知らない世界と同じくらいに、あるいはそれ以上に、知っている世界は書けないから。


旦那と付き合っている訳ですけど、ふと思い立って恋愛小説を書こうとすると、旦那とのそれを思い返しながら「そんなことあるわけない」って思っちゃうんですよね。
そんな上手いことがあるわけない。そんなに現実、甘美じゃないよって。そう思っちゃって、自分が書こうとしているストーリーに嫌気が差すんですよ。
それに限らずだけど、恋愛なんか、現実をよく知ってしまったら幻想なんて出来ないんです。

例えば、今私が刑事モノの小説を書こうとしますよね?
高校生の小娘ですから、当然現代の警察組織や仕組みについて詳しい訳がありません。
でも、だからこそ想像で何でも書ける。リアリティは多分ないし、実際に警察組織に所属しておられる方からすれば「何じゃこりゃ?」ってなもんが書きあがるでしょう。だからこそ、ありえない展開やどんでん返しが書ける。表現が自由なんです。

コレが仮に、父が警察官でよく話を聞いているとか、警察組織や仕組みについて知らないことはないほど詳しいとしましょう。
当然、現実に沿ったリアルな刑事モノを書くことができるでしょう。あるいはクレジットに父の名前が出されたり、父の所属している署が明記されたりもするかもしれません。そしてそれが許されるだけの、小説が書きあがると思います。
でも、きっとそこに、現実にはありえない意外な展開やどんでん返しは存在しないのではないでしょうか。
現実を忠実に書いてしまったものに、「現実にはありえないどんでん返し」はありえませんよね。

もちろん、現実を知っているからこそ幻想できるというのもあると思います。例えば、学園モノなんかがそうです。現実の学校生活がどんなものだか大体知っているからこそ、「ここでこんなありえないことがあったら面白いんじゃないか」とストーリーを構築することができます。
でも、例えば入学試験制度や教師の雇用基準、成績のつけ方、校風など……
あますことなく知っていたら、そんな「ありえないこと」なんて書く気が起こらなくなります。
周りの子はみんな優秀な世界トップレベルの学校に、一人だけ偏差値三十以下の学生が紛れ込むわけがありませんよね。どんな裏手口を使ったんだって、推薦入試とか面接試験とかでも、そんなあからさまにお馬鹿な子を、果たして学校側は入学させようと思うでしょうか。


ありえないって、知り過ぎてしまったことは書けないのです。
少なくとも私にとっては。


知っていることが悪いことではないのは、そりゃあ私だって小説の為に取材を欠かさない身ですし、よくわかっています。
ただ、知りすぎが悪いのではないかと。
知りすぎて、それに囚われてしまうのがいけないのではないかと。
何事も程々が肝心ということのようです。

 * * *

というかそもそも、現実をありのまま現実的に書いた小説は「小説」としては好まれていないように思います。
特にライトノベルはそうです。
ライトノベルは若年層向けへのエンターテイメント。すなわち娯楽です。
そう、読者は娯楽を求めているのです。
その「娯楽」に「現実的なこと」しか書かれていなかったら、恐らく読者は失望するのではないでしょうか。
現実的なことしか書かれていない小説が悪いのではありません。でも、「現実的なこと」が娯楽にあたる人が、小説を読む可能性はあまりに低いと思います。
「現実的なこと」を娯楽に思っているのなら、普通に「現実的に」生きていれば、それだけで娯楽となりえるからです。小説を読むくらいなら現実を真剣に楽しんだ方がどう考えたって得でしょう。
強いて小説に「現実的なこと」を求める人がいたとしたら、それはよっぽど「現実」が好きで、より多くの現実を求めているだけのこと。実際の自分の「現実」では足りていないだけのことです。
それだって、自分の現実以外の「現実」を「理想」として求めているといってしまえば、「理想」の娯楽を求めていることと同義。
そう思います。

現実を見つめすぎてはいけない。
理想を盛り込まなければ廃れてしまう。

今まで自分の小説にリアリティばかりを追及してきましたが。
そこに理想はなく、暗い現実を描き出しても、書き終えて読み返してみたときに私の心の中に広がるのは、闇でもなければ光でもないただの虚無でした。
つまらない。
結局、没です。

BL小説を書くということは、色々なことを私に考えさせてくれました。
ジャンルにとらわれず、何でも書くというのはやはり大切なことなのでしょうね。こんな風に学べることもありますし。これからも、選り好みせず色んな小説を書いていきたいです。

 * * *

あるいは、私の想像力が現実を知りすぎてしまったら発揮できないほどに貧弱なだけかもしれませんが。その可能性、大いにありますが。
だったら、思う存分幻想してやります。



日毎生意気になってやろう 大言壮語も吐いてやろう
最後に見事笑ってみせよう 主役を思い知らせてやろう

本当強がってんだ 強がってまたウソついて

それが僕のわずかな力 ただの強がりもウソさえも
願いを込めれば誇れるだろう 望めば勇気にもなるだろう
ここが僕のいるべき戦場 覚悟の価値を決める場所
ひとつのウソにさえすがる僕に そのウソが誓いに変わる


♪~バトルクライ/BUMP OF CHCKEN より




私にとって、自分に誇れるのは小説だけです。
外見も性格も良くないし、頭だって決して良くはないし、要領も悪いし、欠点だらけだけど。
そんな自分に唯一誇れるのは、小説だけ。
だったら、その一番を真剣に伸ばして生きたいって、思います。


決意をしました。
小説のための、理想を求め続けるための、決意です。

 * * *

また長々と語ってしまいました(汗)
ココまでお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございます!
追記は溜め込んだコメントへのお返事です、美月でした♪


【More・・・】




>四枝くん
くだらん旅行記に、わざわざコメントありがとうございます(笑)
途中のワインディングはマジ酔いました……けどねorz
はい、楽しかったです。

例のクイズの答えは……
東海道は、五十三次ですよね? 忠臣蔵は四十七士です。
よって、53-47=6
和歌は三十一字、俳句は十七字だから、
31+17=48
江戸は八百八町、嘘は嘘八百で、
808-800=8
でした♪
意外と普通だったかしら?


>真紅
うん、自分でも文章は長くなってしまいがちだと改めて自覚した次第です。
つーかちまちまとコメ入れてくれてサンクス(笑)
キリ番の桂斗はね、うん、銀行員ですね……わっはっは。


>イーゼルちゃん
やっぱり期待通りでしたかー!(笑)
いや、リクテーマ「危ない」って聞いた時に、何となくそうなんじゃないかという気はしたんだぁ……
先の下書きを消して一から書いてよかった。喜んでいただけたのなら幸いです。
イーゼルちゃんのところのキリ番は、ばっちり楽しみに待っていますよー!



10:33  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

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