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2009.07.18 (Sat)

「タイムカプセル」 執筆後記


部誌に入れたカット。



「タイムカプセル」閲覧ありがとうございました! コメントからの批評・感想、大変嬉しく思います。参考にさせていただきますので、まだの方も是非、また既にコメントをくださった方も加えて、ご意見いただけたらと!(厚かましい)

という訳で、執筆後記です。今年の部誌に載せた小説で、掲載時にはあとがきが付属していたのですが、私はそういったあとがきにはネタバレを含ませない性質なので、そこでできなかった「こだわり・言い訳」をしようかと。だから、執筆後記というよりは言い訳です!(ヲイ)
どちらにしろ「タイムカプセル」前後編を通して読んでいただかないと大きくネタバレしますので、未読の方は読んではいけませんよー。

内容は、執筆後自分で予想した指摘されるであろう評価点・問題点、それに対する言い訳やこだわり、それを踏まえての追求点になります。これについてのご意見も、コメントの方からお待ちしております。


==予想された評価点==
・「タイムカプセル」という王道のネタによる安定感
→爆傷様にも評価いただいた点です。高校文芸部誌用の原稿なので、主たる読者となる学生に受け入れられやすい、また王道で安定のあるネタを使いました。また、学生でなくても「タイムカプセル」という内容なら世代を問わず受け入れられるのではないかという、せこい計算もあります。
・語り部ユキの独特の語り口
→高校で、読者から直接評価いただいた点です。突っ込みや独白をそのまま取り入れた、形にとらわれない自由な語り口が、硬くてとっつきにくい文語体などの地の文を苦手とする学生の共感を得たということのようです。
・部活、スポーツ、学生、友情の要素
→最も学生に好まれる要素を全て取り込むことで、読者の興味を引くことができるのではと思いました。学生というほとんど自分と同じ年代の登場人物、部活動を行なっている・スポーツをたしなんでいるという共通点、永遠に変わることのない友情の重要性が、学生を主として、かつて学生だった人にも受け入れられるのではないかと。
・非現実的な外見の分、人間臭い性格の登場人物
→外見が非現実的である(イケメン、美人、優等生)分、「こういう人、いる!」という王道パターンの性格の三人を友人として登場させました。あるあるネタです。馬鹿でポジティブハイテンション、人がよく気が利く真面目っ子、天然系元気萌えっ子、といったオーソドックスなキャラクター。
・台詞、語り部内での言葉遊び
→繰り返し(天丼)、もじり、言い間違い、対句、比喩など、文学的にも楽しめる言葉遊びの要素を、うるさくならない程度に取り入れようとしました。

==予想された問題点==
・タイムカプセルについて、内容に踏み込んでいない
→爆傷様に指摘されたのと大体同じようなことです。折角のタイムカプセルという内容なのに、すぐに「何かを埋めた」という疑問が解決されてしまい、中身から読者の興味が離れていってしまうことになってしまいます。
・登場人物にリアリティがない
→現実離れした外見を始めとし、あまりにオーソドックスすぎる性格が読者に受け入れられるか、かなり疑問です。
・唐突過ぎる展開が多すぎる
→後編の最初「回想シーン」に入るきっかけや、同じく後編「……。何というか。 ~ 少し、遠くに感じられた。」の部分、最後・タイムカプセルに入れていた写真に対する伏線など、説明や伏線が足りない部分が多く、結果展開が唐突になりがちになっているように思われます。
・ユキの語り口が、あまりに話の真相・テーマに直接的に触れすぎている
→後編の最後、バレーボールをするシーンにおいて、ユキの語りが直接的に話の真相・テーマに触れすぎている感が否めません。
・地元駅名が、知らない人にはわかりにくい
→地元駅名・地名の使用は読者を選んでしまう可能性があります。
・全体的に盛り上がりなど山場がなく、メリハリに欠ける
→タイムカプセルという内容である故、どんでん返しや派手な山場がなく、全体的に平坦になってしまいました。こういった平坦さが、常に読者に受け入れられるかに疑問が残ります。


==問題・評価点に対するこだわり、言い訳==
・タイムカプセルという王道の内容だからこその、非現実的な登場人物
→タイムカプセルというテーマが王道且つ現実的であるので、そこで更に現実的過ぎる登場人物を設定してしまうと、あまりに現実的過ぎる面白みのない物語になってしまうのではないかと思い、あえて「イケメン、美人、優等生」という容姿の導入をしました。その分、現実離れし過ぎないように、王道パターンの性格を多彩に導入することにしました。
・タイムカプセル→中身からよみがえる過去→大切な思い出、というパターンの放棄
→中身にまつわる「過去」、「思い出」というテーマに落ち着きがちな「タイムカプセル」ネタですが、そういった既存の展開に依存せず、あえて「過去」ではなく「現在」「未来」をも見据える「変化」というテーマを主題に持ってきました(タイムカプセルの中身が重要なのではなく、そのために友人と会い、発掘作業を共同で行なうという工程が大事。よって、早いうちに「何かを埋めた記憶」が解決されてしまっている。中身はあまり重要でないが故の早期問題解決)。上手くいったかは疑問です……
・バレーボールというスポーツ、部活要素の導入
→先に評価点でも書きましたが、スポーツや部活を実際している人・していた人の共感を得やすいかと思い導入しました。また、バレーボールというスポーツは、他の球技に比べて「一人が圧倒的技術を駆使して形になる(サッカーなどは、一人上手い選手がいればそれである程度成り立つ)」要素が薄く、協調性やチームワークがより深く関わるバレーボールを選択しました(アタックとトス、レシーブなど、一人の人間だけで競技を行なうことは不可能。チームでの協力が必要となる)。
・閉じカッコ直前の読点など、本来ならルール違反である表現の導入
→次へと台詞が続くことの強調表現として、あえてルール違反を犯し読者の注意を引く手法(?)
・地元駅名の利用
→実際の地名・駅名を利用することにより生まれるリアリティをストーリーに活かそうと導入しました。また、詳しく知っている人にはくすりと笑っていただけるような遊び心でもあります(逆に、知らなくてもストーリー展開に大きな支障はない)。
・男子同士での緩めの友情という新ジャンルの開拓・確立
→漫画になりますが、「らき☆すた」「けいおん!」などでよく描かれる女子同士での緩い友情を、多く少年漫画のように「互いに支えあい強くなっていく」パターンの友情を描かれやすい男子でやってみたら、新しいのではないかと思い挑戦してみました。あまり濃くなりすぎるとBL風になりかねないので、そこには気を遣いました。でも、少し行き過ぎた感が……でも、描いてて面白かったので見逃していただきたいです!

==追求・課題点==
・文章の量に限界があり、原稿を削った結果唐突過ぎるシーンが多くなってしまった
→推敲を重ね、表現を絞り、ストーリー展開をなだらかにする必要性がまだまだあるように思います。
・あまりに直接的にテーマに触れすぎている
→わざわざ直接言葉にせずとも、読者がストーリーから感じ取れるような小説を書くことが大切かと。
・若干女性向き? になってしまった
→読む人を選ばない、誰しもに等しく興味を持ってもらえる、あるいは嫌われない内容や展開を選ぶ必要性があるようです。未熟だなぁ私も。


こんな感じです。いかがでしたでしょうか?
ご意見ご感想ご批評はこれからもずっと募集いたしますので、何かございましたら是非コメントの方から。
スパム投稿防止のため、承認制非公開にしていますので、お返事など遅れるかとは思いますが、よろしくお願いします。

ではでは、夏休み満喫中の美月でした♪
正直、この四人での話は色々書けそうなのでうまうまです。

16:22  |  小説・キリ番  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

★承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
 |  2009年07月18日(土) 16:53 |  【コメント編集】

★いやぁ…

ども。
辰巳っす。
これからブログでは綾瀬になるんでよろしく!
リンクの変更も頼むでぇ。

相変わらずすごいね…
いろいろと。ほんと感心してますよ。
自分も頑張ってみるでー!

それでは☆
参宮橋綾瀬 |  2009年07月19日(日) 00:10 | URL 【コメント編集】

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