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2008.06.22 (Sun)

祭りの後。 後編

さあ、後半戦に突入しますよ。美月です。前回までのあらすじ――って、小説の投稿だとつけなくてはならんのですが、そんな難しいことはちいとできないので、前回記事「祭りの後。 前編」を参考にして下さい。(笑)
と、コマーシャルしたところで早速後半です。結局一週間たっちゃいましたね、前回記事から……(汗)
話の展開としては、六月十二日、帰り道から。どーぞ。

 * * *

そんなわけで、部誌をもらうことができた私はるんるんで香椎とともに電車に乗ってO駅につきました。いつもは香椎、私と帰る時は私が使う経由のバスを使ってくれるんですけども、その日は偶然にも手持ちのお金がなかったらしくって。「定期使っていつもの経由で帰んなきゃいけないや(汗)」てなことで、香椎の使う経由のバス停の前で別れました。

でも、その前に。
私は、一つ見覚えのある影を反対側の歩道に見つけていたのです。

香椎と別れて、私は小走りに。自分が利用するバスのバス停を素通りして、反対側の歩道を歩いている人影と並びます。それが本当にその本人かどうかを確認して、車がこないかを一応見てから、私は反対側の歩道へと横断歩道のないところを渡りました。

「……どうも、こんにちは!」
「あ! ――どうもです」
どうも最近伸ばしてるらしい茶髪(注:染めてません)をピンク色のシュシュで一つにくくっただけの斬新な髪型と、某難関H高校の制服である紺色のスカート。グレーのニットベストは学校指定ではない夏服スタイルで、小型ディジタルオーディオプレイヤーのイヤホンが似合ってしまう、スクールバッグに傘を引っ掛けた、すれ違う通行人に迷惑そうな顔されそうな小柄な高校生!!
そう、偶然にもそれは刹那先輩だったのでした。(笑)

「こんなことってあるんですねぇ……」
「ねぇ?」

まさか、この人のために部誌をもらってきたその日の帰りにばったり会えるなんて、全然思ってませんでしたよ。しかも香椎が一緒に帰れなかったというナイスタイミング。あの子と一緒にバス停に並んでいたら、絶対会えませんでした。
偶然でいつか会えるだろうとは思っていましたけれど、それがまさかそんな日だとは思いませんでした。
神様すげえ……。
この時ばかりは、神の存在を信じましたよ。崇めました、神を。都合のいい時だけ神を頼る私は苦しい時の神頼みな、ご都合主義者です(笑) いけませんね!

て、ちょっと待った。
今、私がこの手に持っているのは……?

『では、一部とっておきますね。郵送しても構わないですが、上下それぞれ百ページ超ありますので……きっついです(涙) 近々会える日をセッティングしていただくことになりますが、よろしくお願いしますね(はぁと)』
『了解です! テストも明けたんで基本は暇なんですよね~。来週は例外的に土日埋まってるけど、それ以降は遅めの時間なら確実に大丈夫なんで!』
『私は二十九日からテスト一週間前になるので、その前にしていただけたら嬉しいです。その後だと七月の十三・十四日、十九・二十日になってしまうのが心苦しいのですが……』
『無理やり二十八日とかにしてもいいけど、キツイ……よね? だったら七月って方向っすかね?』
『文化祭が終わればもう暇ができるので、そこからコツコツ勉強していけば大丈夫だと思います! 今回のテストもそこまで点が悪くなかったので、はい、多分……(笑) 二十八日でも構いませんよ!』
『あ、じゃあ二十八日で! 早く読みたい刹那先輩なのです(笑』
『……了解いたしました(笑) 何時からがよろしいでしょうか? 私は一日中暇なので、お任せします!』
『私は二時くらいからなら大丈夫ですよ~。あ、あと質問なんですけど――』

▼この時、刹那のためを思って必死に部誌を得てきた美月の心に惑いが生じた

会うための口実にもできるし、まあそれはそれだね♪ と思っていたのに、あっという間にその機会がなくなる危機が訪れました。悩みました。かなり悩みました。この部誌、持っていることを話すべきか話さないべきか考えました。今右手にぶら下がっている有隣堂の袋の中身が、自身が欲しがっている部誌であると教えるべきなのか困りました。

「えっと……」

▼美月は、とりあえず刹那の部誌に対する反応を観察することにした 最低だ

「実はですね、今日製本が終わりまして……今ここに、部誌、あるんですよね」
そして、そんな試すとも言うべき行動をとった美月に、刹那先輩が取ったアクションは、

▼ 1、喜び勇んで飛び跳ねた 
  2、ちょっと迷惑そうな顔をした
  3、黙ってニコニコ笑いながら両手を差し出してきた

……正解は三番です! 正解者の皆様、おめでとうございます。貴方には、「SETSUNAマイスター」の称号をお与えしましょう! ……いらないですか? では代わりに、「徒然なるままに… ―美月の随筆」オリジナルグッズを抽選で三名様に差し上げ――……ません(爆)
まあとにかく、黙ってニコニコ笑いながら両手を差し出してきやがりました。困ったのは私です。

そんな顔しないでくださいよぉ……

滅茶苦茶あげたくなっちゃうじゃないですか!

だったらあげろと言われそうな感じですが、そこで素直にハイって渡してあげられないのが性でして。だからもう、変なところで素直にそれを言うことにいたしました。
「でも、これを今渡しちゃうとぉ……折角メールで打ち合わせたのが水の泡、且つ二十八日会う口実がなくなっちゃうんですよねぇ……」
「……(´・∀・`)」

そんな顔しないでくださいってば。

「わかりましたよっ……(笑) じゃあ待ってますよ。そう、目の前に餌を置かれて『待て!』と言われて息荒くヨダレをだらだらとたらす犬のごとく待ってますよ!」
だ、そうで。刹那先輩、さすが物書きって感じで比喩がリアルだから嫌です(笑) 本人小さい時ご飯を「餌」と言っていたっていうんだからよっぽどリアルです。
――それはさておき、なんかそこまで真剣に欲されてしまうと、どうしようもないのが馬鹿な私。
だから、次に会う時がどうのこうのという話は、もうどうでも良くなりました。いいじゃん、別に。今会えたし。

「でも、先輩にそんな風にサドいことはできないので……せっかくですから、今お渡しします」

「……っ! 本当に!? やったぁぁぁっ!!」


言って有隣堂の袋を差し出した時の、刹那先輩の嬉しそうな顔を、私は忘れられません。(笑)


たかが高校生のがきんちょどもが作った部誌だよ? 皆アマチュアだよ? 初心者もいるよ? 初心者じゃないけど下手な人いるよ、約一名?(←
なのにこんなに喜ぶという、単純な人。さっきの話じゃないですが、犬みたいです。犬だったら間違いなくしっぽを振り回していたでしょう!
早速受け取って有隣堂の袋からいそいそと部誌を取り出す刹那先輩の顔は、とっても輝いておりました。(笑)
渡してよかったなって思いましたが、なんでそんな幸せそうな顔できるんでしょうね?
「うわっ、厚い……!」
袋から部誌を取り出して、刹那先輩がまず述べた感想がこれでした。そう、今年の我が文芸部部誌において特筆すべきはその厚さ。一冊あたり一センチメートル強あります! 上下二冊あわせたら、もちろん二センチメートルです。て、小学生でもできますねこの計算(汗)
「ほら、うちの部のは薄いじゃん? この厚さ……少しイラストのページがあることを考えても、ねえ?」
「中身がみんな小説で(笑) 詩とかの短い奴がほとんどない上に、今年は一年がいっぱい書いたんで」
その張本人が今まさに貴方の隣に。
「そうなんだー。……じゃあ、読ませてもらいます!」
そうして話は、一気に「部活について」にシフトいたしました。私達の会話は、五分十分で全く別のものに変わってしまいます。恐ろしや……

そのシフトした「部活について」の話。
刹那先輩は、前にもお話しましたが現在文芸部に所属するれっきとした物書きです。私なんかとは違って常に自分の可能性を開拓しようと奮闘している彼女は、授業中にも内職でルーズリーフや原稿用紙に小説をつづるという熱心さを披露(あれ、本業の学生は?)(……成績は平均平凡ですよ。っていっても、旧学区トップ校の平均ですけど。orz)(一応頭いいのですこの人)
この前のメールなんかには、新たにサスペンスに手を広げようと思っていると書かれていました。もっとも、肝心なトリックが思いつかないという致命的な話もしていましたが……(苦笑)


なんですが、しかし。

最近彼女の所属するH高校の文芸部は、人数の少ない演劇部と活動を同じ場所にされたそうで。

それだけならまだしも、演劇部の先輩というのが文芸部と掛け持ちをしているそうで。

その先輩の影響で、演劇部の活動をやらされているという。


……(´ー`*)。


まあ、仮にも刹那先輩は私と同じで演劇部に所属しちゃいましたが。かなり上手かったんですが。やたらと演技上手かったんですが。ええ。私より所属してた年数少ないのに何故か私より上手いんですが……orz
しかし、よりにもよって演劇部ですか、旦那!(笑) 何やらとんでもない運命を感じなくもないです。
まあ、文芸部と演劇部って基本部活の性格似てるしね(笑)
で、その演劇部の活動をいちいち携帯でムービー撮ったりして遊んでいて、その結果携帯を部室に忘れて帰ってしまうんだとか。だから時々メールがぶっ千切れるんだな、と美月は変に納得した次第です(笑)

そんでもって、つい最近やらされた活動が「くじを引き、その紙に書いてある台詞を言う」だったそうです。似たような演技練習に、「くじを引き、その紙に書いてある台詞を必ず言い、一つの劇をアドリブで仕上げる」という「ペーパーズ」なる練習がありますが、それに似ているらしいですよ。私もやりました、ペーパーズ。意外に難しいんですよ……orz
そのそれは台詞を読むことに重点を置いたものでしたが、ちなみに彼女の先輩は、台詞を「言いたかった」訳ではなく、どちらかというと「言わせたかった」っぽいと、彼女は語っておりましたが。ちなみにそれと同じくして、
「まだ一回も男役の台詞を引けてないんですよー(´A`)ノ」
とも言っていました。基本刹那先輩は男役担当だったんですよ? そのいかにも少年なボイスと見た目が影響して(笑) 本人、今も女役は好きじゃないっぽいです。

話は戻って、それで刹那先輩が引いた台詞が、「好きって言ってくれなきゃ、~~しちゃうぞ☆」なる、とってもお馬鹿な且つ可愛い台詞だったそうです。……えっと、「~~」の部分はちょっと忘れてしまったんですが。とにかく、ヤバイ台詞ではなかったですよ? 
で、刹那先輩、本人いわく苦手な女の子の台詞を、頑張って言うこととなりました。

その時、先輩に耳元でささやかれて急遽変更して言ったその台詞を、実演してくださいましたが……

私を右手で指差し、左手を腰にあてがい、ちょっと小首をひねって。


「好きって言ってくれなきゃ、殺しちゃうぞ

meet0612



……ぐはぁっ!!!
どあぁぁぁっ! げぎゃはぁぁぁぁっ! ぶほわぁぁっ!!(以下略)

▼刹那の攻撃! 美月は奇声を吐いて気絶した 美月に一万のダメージ(好ヒット)

本当はあんまり得意ではないはずの超女の子な可愛くってラブリーなヴォイスで、茶目っ気たっぷりなポーズで、極めつけの制服姿で、毒々しく響くその言葉を私に向かって一言。
夜七時近くの交差点、見知らぬ人もいたので大きな声ではなかったですが、しかし絶対に見られているはずなのにそれを厭わず。
「好きって言ってくれなきゃ、殺しちゃうぞ☆」。


……いっそのこと殺されたいかもしれない。(爆)


ちなみに上のイラストがその時の様子です。あんまり上手くないですが、こんな感じ。
滅茶苦茶可愛かったんです。すっごく、本当に殺されてもいいやって思うくらい可愛かったんです!
部活の方ではもっと頑張って、声もその時の数倍大きく腹式呼吸で言ったらしいんですが、まず「上手い……」と言われ、「でも上手いんだけど、凄く痛い……」と言われちゃって、「頑張ったのにー……!( `A´)ノシ」と言っていましたが。(笑)
リア友諸君。今度彼女に会ったら、是非にリクエストしなさい!
あの人サービス精神満載だから、きっとやってくれるよ……(*´∀`)ノ


部誌あげたのに、それ以上のものをもらってしまって全然等価交換になりませんでした。(笑)


ちなみにその後、もしそれがなければ一時間半をかけ全行程徒歩で帰らなければならなかった(注:彼女はお母さまに「最近運動不足なんじゃない?」と言われバスカードを取り上げられてしまったのです。過酷……)刹那先輩のお母さまが、しかし優しいことに車で迎えにいらして。で、そこでばいばいになったのですが。

「あのー……二十八日なんですけど、どうしますか?」
「……そうだねぇ」

そう、話すのが楽しくってすっかり忘れていましたが。
既に約束だけはしてあった二十八日、私がとっても楽しみにしていた二十八日がどうなってしまうのか、私は最後に聞きました。
どんな返事をされるか――一応、覚悟はして。
そんな私に、刹那先輩はやっぱりちょっと小首をひねって。


「別に、それとは関係なしにやっぱり会ってもいいよー?(笑)」

▼女神様光臨 刹那の背後から神々しい光が 美月は思わず崇めた


優しすぎてグッジョブな我がバイブル兼兄貴兼彼氏に、とっても嬉しくなって私が思わず言ってしまった台詞は最悪でしたが。

「……愛してます!(*>w<)ノ」

そして、そんな私に刹那先輩がきらきらの笑顔で返してくださった言葉は最高でしたが。

「こっちもです!(*^-^)ノ」



こっちもです。

こっちもです。

こ っ ち も で す ……(脳内リピート)



ど ん な 女 子 高 生 二 人 組 だ 。
でもお蔭で、とっても楽しい夕暮れの記憶ができました(笑)

ちなみにこの後、それまで毎日部の活動で帰りが遅く父に高校まで迎えに来てもらっていた私は、父への連絡を忘れてしまっていることに気がつかず、結果父を高校まで行かせることになってしまい、滅茶苦茶に怒られてしまったのですが。
家族のためすら思って行動できない私が、刹那先輩に「愛してる」なんていうのは一万年と二千年早く、八千年過ぎた頃にやっと言えるようなそんなんだったのかなぁ……なんて、アクエリオン風に落ち込んだ美月だったのでした。

『好きって言ってくれなきゃ、殺しちゃうぞ 』
『こっちもです!(*^-^)ノ』

……そんな風に素敵な笑顔の貴方と、合体したいなあ、なんて……orz
この前カラオケで香椎とまみちゃんとアクエリオン歌ってから、ぶっちゃけ「一万年と二千年」が離れないのは病気でしょうか?

 * * *

さあ、そんな楽しいできごともありました文化祭前。あっという間に前日準備の日も過ぎて、文化祭当日がやってきました。
美月のクラス13HRは、文化祭全体の案内をすることになっていて……っていうのは、書きましたっけ? 書いてないかな? まあとにかくすることになっていたんですが、やっぱりクラスの方の当番にも参加せざるをえず、本当は部の方に入り浸っていたかった私の欲求はあえなく却下されたのですが、でも本当にその当番の時以外は、部の方に入り浸ってました(笑)
途中、三年生の聖焔先輩と一緒にキャラメルポップコーンを買いに言ったりしましたが、おいしかったです。クラスの有志参加も侮れないのが我が高校の文化祭。……どこでもそうですか?

で、今年でめでたく三十号の我が部の部誌。
朝から結構な人にお越しいただきまして、最後には完売でした。
あ、完売っていっても無料配布なんですけどね(笑)
最後の方にはもらえない人まで出してしまって、心苦しい限りでした(再笑)
ていうか、よくよく考えたら私の代は全員三十号ぴったりからのデビューなのよね。年一回文化祭のみでの発行なので、次のぞろ目・三十三号には参加できないのがおしい限りです……もし予算に余裕ができたら是非とも季節号とか発行してみたいですけど(笑)

文化祭当日には、津村先輩と和泉先輩がお友達を連れて来て下さいましたー。
一番最初に会ったのは、私が丁度クラスの交代で休憩所の当番に入る時でしたので……朝十時十五分くらいかな? 廊下でまさかのばったりを。
「あ――! こんにちは!」
「おーう。やっほー」
んでもって津村先輩とは廊下でせめてハイタッチと。( ^-^)人(≧∀≦)←こんな感じ。
しかし、朝から来てくださったんですよね……感謝感激雨あられです☆

それからは、クラスの方の交代で一時間休憩所の当番に、その後一時間案内所の当番に当たっていまして、結局部活に舞い戻れたのは十二時でした。途中でクラスメイトのひろひろ(♀)が属する食品栄養研究部のクッキーを買い求めたりしましたが、おいしかったですねえ。我が高校の食研は、毎年文化祭にクッキーとミートソースのパスタを販売するのが伝統なのですが、本当においしいんですよ。今年は金券の手持ちが少なくてミートソースパスタの方は食べられなかったんですけども、来年は是非とも列に並びたいものです♪

なんかオチがないですけども……

そんな感じで午後一時くらい。クラスの方の仕事から解放されてくつろいでいた美月の元へ、いよいよあのお二方がやってきました!
「やっほー、美月ちゃーん」
「どうもでーす」
既に午前中には部誌をもらいに一度来てくださったというお二方。そう、津村先輩と和泉先輩です。――ここまでくればもう説明必要ないなあ……
詳しくご説明いたしますと、私の中学・演劇部でお世話になった一つ年上の先輩になりますから、高校二年生。津村先輩が社長(実質部長)で、和泉先輩が社長代行(実質副部長)でした。やー懐かしいですね。会ったのは、和泉先輩が去年の中学の文化祭で会った九月が最後、津村先輩がばったり会った十一月が最後になりますから、半年から一年、会っていなかったことになる訳で。
で、当然「久しぶりですねー」って話になりました。

美月「津村先輩と会ったのは……去年の十一月ですか」
津村先輩「あれ、あったっけ? 八月に部活に顔出したのが最後じゃね?」
美月「ほら、駅前で偶然ばったりと……あの日私は上月先輩の高校の文化祭に行った帰りだったんですけど」
津村先輩「…………! ああー! あの時ね! 世界堂で! 会った会った!」
美月「でしょうっ!? 会いましたよね! ……で、和泉先輩とは去年の文化祭が最後ですよね」
和泉先輩「うん、そうだねぇー」
津村先輩「あの時ね……ウチは急に体調不良を起こしていけなかったっていう(苦笑) いくつもりだったんだけど、お母さんに『……止めたら?』って言われて、『うん……止めるわ』っていって布団に倒れてた(笑)」
和泉先輩「そうそう、それで私は友ちゃん(注:上月先輩のこと)と一緒にいったんだよね(笑)」
津村先輩「上月さんって言えばさ……ウチ今会ったら絶対に気まずいと思うんだけど(苦笑) なんか雰囲気変わったよね? そうだ、髪染めたの、あの人?」
美月「いや、去年の十一月に会った時点ではまだ……だったと思います。化粧はしてましたけどね(笑) そう言えば上月先輩メアド変えましたよね? 前にメール送ったらエラーで返ってきて」
津村先輩「あー、変えた変えた。なんだっけ、ナギ(注:ご友人)から『メールアドレス知ってる?』って聞かれて、『いや知らない……』って言ったら、なんか最終的にはわかったっぽくて送ってくれたんだけど」
美月「あ、じゃあご存知なんですね?」

まあ、こんな会話を中心に。
その他、中学の演劇部のことやら(次はいつ行く? 夏休み? という話。まーちゃんには一番会ってないなあ、とか)刹那さんのことやら(津村先輩「あの人何部に入ってんの?」美月「私と同じで、文芸部ですよ」津村先輩「あ、書くんだもんね(笑) でもあいつがああいうの書いてるの読むと、いいんだけど『……ヘッ』って思うんだよね」和泉先輩「あー思う。内容は普通にいいんだけど、それを書いてるのが刹那さんだと思うと……(笑)」。二人とも言いたい放題ですよ、本人いないのいいことに)、そしてイーゼルちゃんのことやら、話はたくさんありましたけれど。ちなみにイーゼルちゃん、彼女は津村先輩と和泉先輩のお二方にも修学旅行のお土産を渡したそうですよ。
「正直渡された後話もなくて、『本屋行くからー』って別れちゃったんだけどね(苦笑)」
「うん、ちょっと気まずかったよね(笑)」
と、お二人はそんな風に話していましたが。加えて私や刹那先輩とも会う約束をしていたと知ったら、津村先輩はこんなことを言いました。

「……せっかくだから一気にやればよかったのに」

……確かに!
「そうしたら全部で五人ですよね……かなり盛り上がれたでしょうね」
「そうだねー。でもまあ、イーゼルちゃんとしてはきっとウチ等の都合にあわせてくれたんだよ!(笑)」
最終的には、そういう結論に至りましたが。うん。はい。

でも、また久々にみんなで集まってつるんだら楽しいんじゃないかと思った次第です。

で、今回はそんなお二方とどのくらい話したのかって?


まあ、軽ーく一時間も。


正確には四十分くらいですが。でも、うちの部のブースに机とイスとで休憩所を作ってあるのをいいことにそこまで語り倒すか……。もしかしたら蒼菜先輩達に冷たい視線を向けられていたかもしれません(汗) お二人はお友達を連れていらしていたのですが、その人にも辛い一時間だったかも……?
「話すことあると話すんだよね(笑) 向こうからしゃべってくれたりすると、それにあわせて話が盛り上がるんだけども。……そう言えば、前に刹那さんとTSUTAYAで会った時、出入り口のところで二時間くらい話したし。駐車場にお母さんを待たせてたから、滅茶苦茶怒られた(苦笑)」
津村先輩が言ったように、私達はそういうメンバーです。(笑)

そんな感じで、終了しました文化祭。
部誌の感想はまた読み終わった時にいただけるということでしたが、どんな風に言われるかドキドキです。私は読み終わりましたよ。他の人のやつで面白かったものは全力で勧めてみましたが、自分のについては……抱いた感想はただ一つ。

「長いなー……」

つまらなくはないかもしれないけれど、他の人の作品に比べると二倍以上の量があるって、いきなり読んだらちょっと疲れる長さでした。ごめんなさい。来年も書きます、その量(爆)

 * * *

六月の前半は、忙しく過ぎていきました。
まずはイーゼルちゃん、文化祭準備と製本作業、刹那先輩で大きくクレッシェンドして、津村先輩と和泉先輩でフォルティシモ――盛大なメロディが流れた後の今、少しずつデクレシェンドしていく生活が続いています。
テストの順位通知が来て、クラス一位になって。
部の三年生が引退することになって、お菓子パーティをやって。
そのために紅茶のシフォンケーキを焼いて。
卵を二、三個無駄にして、母に怒られて。
お菓子パーティの場で、二年生の月霧先輩が部長に、冬桜先輩が会計にそれぞれ就任されて。
一年生から、私が副部長になって。
「ここで副部長だと、来年部長だよ」と蒼菜先輩と美月先輩に言われて。
払い戻しされる予定の金券を、実行委員さんがくれた袋に入れて名簿に金額と名前を書いたら、もう祭りは終わったんだな、と感じました。
祭りの後は、不完全燃焼の感とただの楽しかった思い出だけが残ります。そしてそれは、いつもの普遍な日常へと昇華していく――

『眠れない街に 愛する女性(ひと)がいる
 お前だけが死ぬほど好きさ 秋風のSHADOW
 終わらない夏に 誰かとめぐり逢う
 夢の中で彷徨いながら 涙も枯れ果てた Uh……

 底無しの海に 沈めた愛もある
 酔い潰れて 夜更けに独り 月明かりのWINDOW
 悲しみの果てに おぼえた歌もある
 胸に残る祭りの後で 花火は燃え尽きた Uh Wow……

 引用~♪祭りのあと/桑田桂祐』

と、言いたいところですが。
六月の祭りは、まだまだしばらく終わりそうにもありませんね。(笑)
来週、二十八日が楽しみです。

美月でした。

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2008.06.16 (Mon)

祭りの後。 前編

では、前回の予告通りぼちぼち語っていきます。……なんて、いきなりは始められない美月です(汗) まあ、せめてご挨拶くらい申し上げないからには始めるも何も……
でも、そんな風に変に引っ張ってもどうしようもないので、ていうかぶっちゃけ「早く始めろ!」と思っていらっしゃる方が多いだろうと思いますので、やっぱりさっさと始めようと思います。

あ、やっぱさっさと始めません。リンクを追加いたしました♪ 最近コメントを下さったとりふぁー様のブログ、「てくてく☆いこうよ♪」です。シークレットであの後またコメをくださったのですが、楽しそうだった且つ雰囲気がこのブログに似ていて共鳴感を覚えましたので、未許可ですが追加させていただいた次第です☆ ぜひ行ってみてください皆様。私もいきます。私もいって二輪について色々知らないこと教えてもらっちゃおうと思っています(笑)

では、宣伝をしたところでさっさと始めます。
えー、前回記事を確認なさってください? 私は去る六月十四日、高校の文化祭が終わって、製本などに毎日追われていた部活も一段落いたしました。お疲れ様です……ってのはいいのですが、それのせいで更新が滞ることとなってしまいまして、じゃあ溜めてた分を一気に書いてしまおうかと。そんな気まぐれとも取れる首を絞めるような大変な真似を予告してしまったのです。

ちなみに、書くって予告したこと達↓
・六月八日、えりなっちことイーゼルちゃんに会ってきたことについて
 (ネタにしてやるよって言ったのに結局更新できず。メンゴ!)
・今週一週間の製本作業について
 (部誌についてもちょっと語りたい気分です)
・六月十二日、ばったり帰り道に刹那先輩と遭遇したことについて
 (いや、本当に偶然で……まあ、詳しくは後日ってことで)
・六月十四日、津村先輩&和泉先輩と再会した文化祭について
 (つまりは今日ですよね。そう、再会したんですよ半年ぶりくらいに)
・五月十四日、そういえば中学に顔出してきたことについて!
 (テスト終わったら書くはずが、とんでもない嘘つきになった)


こんな感じでしたかねぇ……
では、じゃあ日付順ということにしてまずはずっとほっぽっといてあった五月十四日から。よろしければ、お付き合いください。

 * * *

五月十四日。つまりは一ヶ月前のこと。
この日は美月が所属している文芸部での、文化祭用部誌の原稿の締め切りの日でありました。加えて学校ではPTA総会があるため、なんと三時間で終了というやっほうな日!(何
で、美月はさっさと原稿を提出して(注:さっさとなんて書きましたが、実は本文はさっさと書き終わっていても挿絵はかなり時間かかって、結局ぎりぎりだったのです。駄目な子!)部室で朝来ていた刹那先輩からのメールに一時間かけて返信文を作り(注:小説がリレー形式でついていたメールへの返信だったので、リレーで小説書いてました。結構時間かかるんです、携帯だと)、学校を飛び出しました。

その理由は至極簡単で、実は私、中学の部活――演劇部で部長をしている妹分・まーちゃんにメールをしていたのです。
『水曜は三時間で、部活も原稿出すだけなんで多分いけると思います』
ま、こんな内容でしたでしょうか……。すいません、詳細覚えていません(泣) だったらメール見ればいいじゃんと思われる方も数名いらっしゃるかとは思いますが、それもできないんです。お馬鹿な私は、何を間違ったのかそのメールを削除してしまったので(・-・;)
本当に、何をやっているんでしょう……orz

O駅のルミネでちょいとしたみやげ物を二百円程度で購入し、バスに飛び乗ってバス停で降りて(当たり前)、んでもってやってきました我が中学。

でも、誰もいない……

四時ごろ学校に行くと、職員室にはほとんど誰もいらっしゃらないという状況。何があったんだろう……ていうか、先生はおろか生徒すらも見当たらないんですが?
せめて顧問のN先生にご挨拶くらいは思っていたので、ついでに担任だった先生と会えたらラッキー☆ くらいにおもっていたので、拍子抜けもいいところ。ていうか、微妙に怖かったです(汗)

で、怖がっててもどうしようもないんで、来賓用のスリッパをぺたっこぺたっこやりながら活動場所の三階・会議室に向かいました。ドアのところについている窓から中を覗くと、元気そうな顔が。
「あ、先輩だ! 開けて開けて」
まーちゃんが気がついてくれて、彼女の後輩がドアのロックを解除してくれました。久々に入る活動場所の香りと、元気そうな仲間達に「こんにちはー」とまずは流儀にしたがって挨拶をば。そこらへん、私もまだまだ普通な子なのですよ(説得力ないよ)(そこでそう言うところが既に普通じゃないよ)

メンバー、増えてました(笑)

いや、メールにもそう書いてあったし、知ってはいたんですけどね! でも、いつも文字通りの若干名しかいないような部活に人が増えていたら、流石に「おおう……」くらいは思っちまうのがOBの性ってやつでして(^-^;)

二年生が三人、一年生が二人、新たに入ったというのが情報。

二年生の新たなる三人の内、二人は男の子です! うーん、仮名(以下ネーム)は何にしようかな……じゃあ、ピーちゃんとジョージで。え、なんでそんなネームなのかって? 実は今年の演劇部、演目はPeter‐Panだそうで、ピーちゃんはピーターパンの役だからそれからとってピーちゃん、ジョージはそのままジョージの役をやるからってだけですよ。単純な脳みそでよく小説が書けてるよなってな具合ですねー(アナウンサー調で)
ピーちゃんは、よくいるしっかり者タイプな少年。今年初めてであろうにも関わらず、「こうした方がいいんじゃないですか?」「ここはこうでしょう!」などなど、かなり積極的に動いてくれていて先輩としては感動です。自分の演技に対しても一生懸命にやっているのが将来性かなー……そんな子でしたね。その熱心さはむしろ先輩!(ヲイ)
対するジョージは、行動派のピーちゃんに比べるとおとなしいタイプ。やるときはやりますが、どちらかというと「こうしよう」と発想するのではなく、発想されたものを地道にコツコツ、しっかりこなしていく感じの子です。こういう「縁の下の力持ち」みたいな子がいると、部活として安定するんで大助かりな感じです!
ま、二人ともしっかり者っていっても、休憩時間になれば追いかけっこだの取っ組み合いだのになってしまうのは、そういうお年頃ってことで!

もう一人の二年生、女の子のウェンちゃん(確か役はウェンディだったよな……違ったらやだな。でもまあいいや、ウェンちゃんで)は、その日はきていなかったので会えなかったのですが、元気の良さそうな二年生軍団にほっとしたのでした。

んでもって、一年生! 部活の将来を背負う、本当の意味でのホープは一年生です! しかし、二年生がばんばん入っているのとは対照的に、一年生はそうでもないようで。
一年生の内、一人の子は入部届が出ているだけ、部員どころか顧問のN先生すらも顔を見たことがないという根っからの幽霊部員だとか。あ、この情報は既に一ヶ月前のことなので今はわかりませんよ? きてるのかも……あいや、やめたかも……どうなんでしょう? この記事書く前にまーちゃんに連絡取ればよかったな(今更)
今までにも幽霊ちゃんはいましたが(まあ、逸樹君ね。彼は今、別の教育機関でお世話になりながら、時々顔出してるって話です。この前は来てませんでした)、そんな顔すらわからないなんて根っからの幽霊ちゃんは初めてです。部員が増えた分、そういう部員も入ったんでしょうか……うーむ
まあ、悩ましいところではありますが、幽霊ちゃんの話はこれくらいにして。もう一人の一年生に関しては、ちょっと話を数日前に戻さねばなりません! ということで、いきなりですが以下回想。

~回想~

五月の記事を参照してください。「ぼくたちはぶれいくたいむのように。」です。五月……十七日だかの更新だったかな? はい、時間をとりますから読んできてくださーい。
…………………………………………………………
読んでいただけましたか? ありがとうございます。はい、五月十一日、刹那先輩と会ってきた時の話であります。
そういえば記事にはコーヒーとカップの話以外の話をあまり書いていませんでしたが、その時美月は刹那先輩からこんな話を聞いていました。
「あー、演劇部ってばさ。うちの妹、なんか入るんだか入ったんだかっぽいよー」
「え? そうなんですか?」
刹那先輩には、芽亜里ちゃん(メアリって一発で読めた貴方はすごい。もちろんネームですよ)という名の妹がいます。丁度今年一年生になったばかり。話には私も何回か聞いている芽亜里ちゃんですが、彼女が演劇部に入ったという話を予期せずして私は聞くこととなったのでした。そういえばこれは余談なんですけど、何故か刹那先輩、自分の妹のことを第三者に話す時に、「うちの妹」って呼ぶんですよね、名前でなく。一体普段どんな関係なのか素直に興味を持つところです……
「仮入(注:仮入部期間のこと。体験入部とも言う)いってきたよーって聞いて、何か入部届も出してたっぽいんだけど」
ちなみに刹那先輩、その時点で後輩である三年生の二人・まーちゃんとイーゼルちゃんに「うちの妹をよろしく頼みます」なるメールをしたそうですが、その時点でイーゼルちゃんから部をやめたことを聞いたらしいです。
「そうなんですかー」
「うん。それでね――」
そうしてやがて芽亜里ちゃんの話から脱線していってしまったのでした。駄目な女子高生二人……ちゃんちゃん♪

~回想終了~

で、その芽亜里ちゃんもちゃんといましたよ! 一年生ながらも、頑張っていました(笑) そうやってちゃんと頑張れるところはお姉ちゃんに微妙に似ているようです(再笑)
そんな芽亜里ちゃんの第一印象ですが……うーん。非常に言いにくいんですが、掴みにくい子ですね。いや、掴みやすくてもどうしようもないんですけど、なんだかすっごくふわふわした感じのぽーっとした子で、だからこそ何か侮れないなこの子……みたいな。その「よくわかんないけど侮れねえ」ていうところがお姉ちゃんとまたまた微妙に似ていたんで、あ、やっぱ姉妹なんだねえと思わずにはいられませんでしたよ(苦笑) お互いに比べられてしまう姉妹の性?(^ ^;)
でも、結構色んな話してきました。いや、他の子とも結構話したんですけども、それにしても部活以外のことをこうも大量に話したのは芽亜里ちゃんとだけでしょう! で、その楽しい会話の内容はやっぱり秘密です。一つだけ明かしておくと、芽亜里ちゃんは某カエル軍曹さん大好きっ子ですよ(謎)

そんな感じで、あとはおなじみメンバーの部長であるまーちゃんと二年生にして副部長の碇君の二人で、合計八人、今は籍が置かれているとのことです。今までの最高が七人だったんで(ちなみにその時私は二年生でした。津村先輩も和泉先輩も上月先輩も、もちろん刹那先輩もまだ現役! まーちゃんとイーゼルちゃんはぴちぴちの新人でした。懐かしいなぁ……あの頃はまだ私達も若かった。……どうでもいいですか? そうですか……)、それを更新したってことで、大記録なのではないでしょうか? 頑張ってるね、後輩達。でも、私が抜けた途端にこれだと先輩は怒っちゃうぞっ☆ ぷんぷんっ(さとう珠緒風に)(←古め)

練習にも参加させてもらいました。元々Peter-Panのキャストはその八人フルでも足りない上に、逸樹君とウェンちゃん、一年生の幽霊ちゃんが欠席だったので全然足りなくて。で、ウェンディやらせてもらいました(笑) 半年振りくらいに演劇やったわけですが、最初はやっぱ戸惑いましたねぇ。それでも一分もやれば充分に動けたんで、いやはや、顧問がN先生になってからのラスト一年は本当に効いていたんだな(しみじみと)
ところどころ危いところもありましたが、Peter-Panは去年私が引退した後にもちょびっとやった脚本なんで、基本はやりやすかったです。ピーターパン役の相方であるピーちゃんからは「一緒に演ってて(やってて)動きやすかったです」って言ってもらえたので、ま、良しとしましょうか。

反省会もきちんとやっていて、卒業生としては感心するばかりです。
演技に至ってはまだ荒削りなところもあり、発声や発音にも少々問題は残る感じでしたが、それはまだこれから成長できるという証。ぜひとも積極的に活動に参加して、八月の中学校合同公演会、九月の文化祭では素晴らしい舞台を見せていただきたいものです。

ま、引退した僕らOBは代わって演る(やる)ことはできません。《天から見守る先祖、しかし地上に降りれず》みたいなっ! ……なんてことを刹那先輩は去年言っておりましたが、その時の心境がつくづくわかった気がします。

要するに、卒業生は本番前だって気楽なんだよっ!(笑)

私は時々しかいけないけれど、N先生の言うことをしっかり聞いて、頑張ってね後輩達。今度津村先輩や和泉先輩と一緒に夏休みくらいにでも顔出すから、それまで元気で。
そんな感じで中学を後にしたのは一ヶ月前!? な美月なのでした。

 * * *

さあ、そんな風にして部活で頑張っている後輩達とは別のところで奮闘している私の後輩がもう一人。
毎度おなじみ、えりなっちことイーゼルちゃんです。彼女は私が卒業した後、部員の数が結構モノを言う仮入部期間の四月いっぱいで演劇部を退部しましたが、その理由は至極簡単で、彼女は将来の展望があるからです! ……リンクからホムペ行ってもらえればわかると思いますが、彼女の将来の夢はイラストレーター。それを意識した結果、そのための勉強を演劇より優先させたいとのことになり、部を辞めたのでしたー。
そうすると当然、私達OBとは滅多に会えなくなっちゃう訳で。
部活に残っていれば、卒業生と在校生は会うことができるんですが、それができなくなっちゃう訳で。
ちなみに卒業生同士は会えないはずだったんですけど何だかんだで会っていますが。
先輩達は気楽ですが。
で、メールが来たと。

『お久しぶりです! イーゼルです。
ついこの前修学旅行に行ってきたので、お土産を渡したいのですが、会える日はないでしょうか? 
お土産といってもたいした物ではないのですがどうしても渡したいんです。
私は基本的に土曜日、日曜日はフリーです。
お返事待ってます♪』

可 愛 い な あ 、 こ の 子 は (ノ∀`)

この、最後の「お返事待ってます♪」の「♪」が極めつけでしょう。そんな可愛い後輩の切なる願いを私が退けられる訳がなく、『てか、お土産買ってきてくれたの!? 嬉しいです。ヤダなー、私のことなんてほっぽっといてくれていいのに(笑)』なんていうちょっと素直じゃない返事をし、会うことになったのが六月も八日のことでした。丁度、高校の文化祭の一週間前です。……この時はまだ部活もそこまで忙しくなかったんだよ! 余裕こいてたともいうけどさ。
ちなみにこの六月八日というイーゼルちゃんが提示してきた日付については、一週間後の文化祭でとある論争を巻き起こすことになったのだが、この時私はまだそのことを知らない。知らないったら知らない。というより知る由もない。

以上回想。

その日は雨が降りそうな感じの曇りでしたが、そこまで大きな天気の崩れもなく、結果予定通りいつもの駅前広場で待ち合わせることとなりました。時間的に十分前につくバスに乗ったんですけど、なんかイーゼルちゃんの方が早く着いていたという……(笑)
ま、根っから運動部にいた方などにとっては後輩が先に来て待ってるなんて、そんなの当たり前なのかもしれませんが、うちの部は例外的に先輩後輩が仲がよく且つ平等なので、後輩はもちろんのこと先輩も相手を待たせると気まずいってね(笑笑)

「よ、んちは。おまたせしました」
「あ、どうもです」
ちいと緊張気味に見えたのは気のせいかい? イーゼルちゃん。そんなのはさておきとして、挨拶もそこそこに彼女は、

いきなりその「お土産」を渡してしまうという。(笑)

もうちょっと引っ張れよ! じゃないと、せっかく会えたのに先輩はそれもってその時点で逃走するぞ! 引き止めろ、引き止めろ! 引き止めるんだイーゼル!
「いや。いやいやいやいやいやいや!」
だから私は彼女を止めました。
「そんなすぐに渡しちゃうの? そこで引っ張んないと、最悪の場合先輩はそれをもってすぐに『じゃ!』って帰っちゃうよー? まあ、まさかそんなことはしないけどさ(笑)」
「……あ、そうですね(笑) じゃあ、後にします」
君は心の底から純粋なんだろうなあと思ったよ。私は絶対に、別れる時くらいまで出さないね! 少なくとも、会ってから一時間より後に渡すよ。話すことがあっても、それも会ってから一時間より後に話すよ。引き止めるから。ていうか、それは計算なんだけどもさ。それがないのが、いいなって思ったよ(笑)

さあ、それから私達は移動することとなりました。どこへかって? マック(注:関東圏におけるマクドナルドの略称)です。北口のマックです。近くにθショップがあります。なんでそこなのかって言うと……
「で、じゃあどこかに入ろうと思うんだけど。どうする?」
「……どうしましょっか?」
悩むイーゼルちゃん。うん、二月に刹那先輩に対して私が言ったことと大体同じです。どうすればいいのか悩む気持ちは充分わかるよ。いや、君悩んでた? 私の勘違いだったらすぐに言ってくれ。うーん。うーん……
「……じゃあ、案としては三つだな!」
私は、一ヶ月前――五月十一日に刹那先輩に対して言ったのと同じことを言いました。
「一つ目はぁ、ここら辺でちょっとお勧めなケーキとお茶のお店があるから、そこ。二つ目は、ミスド(注:ミスタードーナツの関東圏における略称)とかマックとか、ドトールとか、ベローチェとか、ベローチェとか、ベローチェとか……。……。女子高生ルートだね。三つ目は、まあファミレス(注:ファミリーレストランの略称)。主婦路線。どうする?」
「そうですねー……」
この提案を聞いて、イーゼルちゃんが出した答えはこんなのでした。
「うち今、お金あんま持ってないんですよ……;; だから、高いところはちょっと、ですね……」

マ ジ か 。

「……じゃあ、マックかな。百円マックしよう」
「はい、そうですね」
で、近いので北口のマックと。ちなみに、イーゼルちゃんはドリンクSのみ、私はドリンクSとアップルパイを頼んで、それぞれ百円と二百円ナリ。

で、後は語り倒しました。(笑)
テストの話とか、学校の話とか、受験の話とか、そういうこの歳ならではの話題に始まって、私達に共通する話題……例えばイラスト・小説・ホムペ、そんな話まで、多岐に渡りましたねぇ。まさかファッションの話になるとは思ってなかったが、でもまあ、楽しかったですよ!
ちなみにテストの話で思い出しましたが、彼女、実はその次の水曜日から定期試験だったんです。会ったその日は「月曜から」――つまり翌日からって聞いて、「お前一応仮にも受験生なんだから、勉強しようよ!(笑)」なんて話をしたんですけども。でも、水曜だからって同じだろう! テスト前の最後の休日なんだから、勉強しよう、一応(笑) テストの点はどうだったのでしょうか。

マックであるのをいいことに、お絵かきもしました。持っていってよかったルーズリーフ! 向かい合って一枚の紙に絵を描き殴っている二人は、さぞかし不自然な二人組だったことでしょう(笑) 特に年齢と身長が逆転しているので、余計に不自然だっていうのは突っ込んじゃ駄目です!
で、描いたのがこちら↓

rakugaki0608



ちょっと右下が影になっちゃって見にくいですが、ご愛嬌。フラッシュの一つでもたけばよかったんでしょうが、そこまで思い至りませんで。ちなみに、わかる方はわかると思いますが、手前が私で奥に逆転しているのがイーゼルちゃんのです。知らない内にまた彼女は画才がアップしていたので、あ、私はもう先輩としての役目終えた……くらい思いました。(笑)
描き終わったやつは、イーゼルちゃんにあげました。なんか、落書きっぽくてもらっても嬉しくなかったかもしれませんが。それでも「ありがとうございます」って言ってくれる君が素敵(´∀`*)

お土産もちゃんともらいました! 中身は、ニッキの匂いがする私の好物の内の一つ・八ツ橋と、高級感あふれる桜の模様が入った栞。センスが素敵過ぎてグッジョブです(笑)
まあ、そんな感じの何だかんだで、マックでのんびりしてきました。性懲りもなく何時間一緒にいたのかって?

そりゃあたっぷり、三時間も。

一時半に待ち合わせて四時半過ぎまで一緒にいたんで、そんなもんですよね。いやはや、部活の付き合いというのは恐ろしいものです。この前の刹那先輩との五時間ほどではありませんが、良くぞ三時間も話題がありました……途中二人とも絵を描くのに没頭した時間が数分ほどありましたが、でもそれ以外はほとんどしゃべってたよね僕ら(笑)
いい後輩を持ったと心から思います。

帰り、バスターミナルまで歩きながら。
「あ、そうだ先輩」
イーゼルちゃんは、ふと思い出したように言いました。
「私、ついに眼鏡を購入しました」

…… は い ? (・A・;)

「……え、マジでか!」
「そうなんですよー」
そうして鞄の中からごそごそと眼鏡ケースを取り出し、イーゼルちゃんが書けた眼鏡は、金属でできた赤くて細いフレームの、彼女のイメージにぴったりな印象の眼鏡でした。
「うわー。いいね……でもこれで、君も演劇部眼鏡っ子同盟に加わったことになるのか;;」
「そうですね(笑)」
これで、私が――そしてイーゼルちゃんにとっても一番印象に残っているだろう、二〇〇六年の前期のメンバー、……先ほど挙げました津村先輩、和泉先輩、上月先輩、刹那先輩、美月、イーゼルちゃん、まーちゃんの中で、唯一度が入っている眼鏡を持っていないのは私だけとなりました。他の人は皆近視気味っていう……度が入っていない伊達のやつなら、私もあるんですけどね(笑) 結局皆眼鏡っ子です(再笑)

そんな眼鏡っ子のイーゼルちゃんに、別れ際。
「うーん、何か言っとくことないかい?」
私はそう言いました。イーゼルちゃんは小首をかしげて、
「言いたいことですか?」
「そう。ほらー、もしかしたらこの帰りに事故で私死んじゃうかもしれないしさー。だから、なんかあるんだったら言っといた方がいいよん」
「……そうですねぇ……」
しばらく考え込んだイーゼルちゃんが、私に言った別れ際最後の言葉がこれでした。

「夢……将来の目標は、早めに持った方がいいですよ。」

「……そっかー。うーん……私は、このまま高校卒業できて、どっか大学いけて、就職して、誰か社会のために貢献できる仕事をしながら普通に小説書いて暮らしていけたらいいんだけどねー……それって、将来の目標とは言わないですよね;;」
そう、イーゼルちゃんは私の何キロメートルも、何光年も先を行っています。
目指すところがある人は、強い。
頑張っていることを伝えてくるイーゼルちゃんを、強い子だなって思いました。
その分悩みとかもあるとは思いますが、でも彼女なら大丈夫だろうと。
一歩一歩、着実に前に歩いていけるだろうと。
私が彼女にしてあげられることは、せめて悩みを聞くことだけ。
でも、それすらももう必要ないだろうと。
私と違って、イーゼルちゃんは自分を持ったしっかりした人間です。
私と違って、誰かに実態を与えられずとも生きていけるだろうと。

あれ、楽しい話にする予定だったんだけどな。シリアスになっちゃった、てへ☆(←

 * * *

それから一週間の間、私はずっと十四日の文化祭に向けて文芸部の部誌作りにいそしんでおりました。月曜日には、金曜日までに先輩達が裁断しきれなかった分のページを裁断するという予定が入っておりまして、一年生の製本作業初仕事は、印刷室の裁断機でB4版の紙を半分のB5版に裁断することでした。

が、けれど、しかし。

裁断機が壊れた……!

三年生・汁子先輩命名の裁断機・カトリーヌ(注:文芸部の先輩達は印刷機にまで名前を付けております。すいません、印刷機の方の名前は覚えてないんですが;;)が、急に動作異常を起こしまして。三回くらいは先生に直していただいたのですが、ついに最後には「触るなキケン」の紙を貼られて使用禁止となってしまいました……。
さあ、困ったのは我等が文芸部です。まだ部誌の裁断は上下巻の半分が残っている状態。どうしようか、という話に当然なりまして。事務室に行けば同じような裁断機があるのですが、またぶっ壊してはどうしようもありませんし……
そんな中、蒼菜先輩は一言。

「カッター……かな」

そ し て 文 芸 部 、 史 上 初 か も し れ な い カ ッ タ ー に よ る 裁 断 が 始 ま っ た 。

残っていたページをすべて部室に持ち帰り、美術科のカッターと定規を借りて、裁断裁断また裁断。手が真っ黒になり、カッターを持っている右手の親指が痛くなるまで作業を続けました。――ということで、月曜日火曜日はずっと裁断作業に追われていましたー。正直とっても疲れましたが、それでも火曜日にはすべて切り終わって、上巻の製本作業に入ることができましたよ!

うちの部の部誌は、すベてホチキスと製本テープを使った製本をしています。まずは一巻のすべてのページを机とイスの上に並べ、一ページずつとっていきます。その数、一冊辺り百四十ページを百三十部。それが終わったら、次は確認作業をしていきます。ページ違い・乱丁落丁がないかどうかを一冊一冊人間の目と手で確認していくというのだから大変です。それが終わったら次は下巻……という作業を、次に水曜日まで行いました。

木曜日からはいよいよ文化祭の準備が学校の時間割に組み込まれて、その時間も使って、ホチキスによる閉じの作業に入ります。いやあ、大変でした……今年は一年生が大量に原稿を書いたので(←その原因になった人)(ぐさっ……)、ホチキスが上手く刺さらないんですね、最後まで。私はカトリーヌも扱えないくらいに力がないのでやらなかったのですが、先輩達苦労してました。一年の男子部員は借り出されたりなんかして、Reem君なんて頑張ってましたよ。
私は、ホチキスのはじをとんかちで叩いたり、紙の向きをそろえて閉じた後、ばらけてしまってそろっていない背表紙側を鋏でカットするという作業をしておりました。失敗したホチキスの針を抜く作業もいたしましたが、指に刺さって流血っ! 部誌が真っ赤に! ……は、なりませんでしたけど(笑)
そうして部誌がすべて完成したのは、木曜日も五時半を過ぎた頃でした。

実は私、部誌が完成した暁には「とあること」をしなくてはなりませんでした。
日曜日、つまり八日――イーゼルちゃんと会ってきたその日の夜、私はたくさんの人……たくさんじゃないな、六人ですね。六人の人にメールをしました。こんな内容です。

『お久しぶりです、星空です。
唐突ですが、来たる六月十四日、我がO高校の文化祭があります。ご都合がよろしければ是非来てください!
ちなみにうちのクラス13HRは、昇降口で文化祭全体の案内をしています。私自身は文芸部で部誌を無料配布するため基本北棟三階B演習室にいると思いますので、お声をかけていただけたら嬉しいかなー、と。
必ずそのどっちかにはいると思います。
詳しいことについては、メールいただければまたご案内します☆ 答えられる範囲で、ですが……』

これは捨ててなかったのでありました(笑) 津村先輩・和泉先輩のお二方への文面です。同じような内容を文章を変えて、後輩はまーちゃんに、中学の同級生は尚さんとみづちゃんに送りました。
あれ、一人足りませんね? 数えてください、五人しかいませんよー。「五人しかいねえじゃん。星空、間違えてるぞ?」と思ったそこの貴方。貴方のその目は正常です。そうです、私は五人しか名前を書きませんでした。
誰がいなかったのでしょう?

もうお分かりですね。刹那先輩です。

ここで唐突に、話は六月八日――イーゼルちゃんと会った時に戻る。
実はイーゼルちゃん、マックに入った時点で私にこんな話をしておりました。
「実は次の土曜日は、刹那先輩にも会うんですよぉ」
次の土曜日。
カレンダーを見て確認してください。八日の次に来る土曜日は、間違いなく十四日です。そう、文化祭の日です。
「あ、そうなんだー。……何時から?」
「二時からですねぇ」
「遅っ! 私の時はいつも一時だよ(笑)」
そうじゃないだろう!!
えっと、そう。また過去の記事を確認してください。何度もすいません、五月十七日の記事です。それを読んでいただければわかると思いますが、あの時私は「もしかしたら文化祭いけると思う!」と刹那先輩に言われておりました。プラス、「部誌読みたいです!」とも。

連絡、もっと早くしておけばよかったなぁ。(ノA`)

部誌どうすればいいんだろう……欲しいって言ってたよな。どうしよう?
で、迷った挙句の文面がこちら。

『テスト勉強中でしょうか? 失礼します! 星空です。
この前お会いした時にもお知らせしましたが、我がO高文化祭が今月十四日にあります。
ご都合が合えばぜひ来てください……と、言いたいところなのですが、実は今日イーゼルさんに会ってきて、既にご予定が入ってしまっていると聞きました(苦笑)
ですので、よろしければ一部くらいは部誌取っておけると思いますから、必要があれば連絡ください! というメールです。……私の作品読まれちゃうのは怖いですけど、まあ……はい(苦笑) 同じ物書きとしてまた感想いただけたらな、とか……』

これが、六人目の正体だったのでした。そして大体その日のうちに、全員からお返事いただきまして。

まずは津村先輩です。『もともと行くつもりだったんで、是非行かせて頂きマス♪』とのことでした。相変わらず素敵な我が上司です(笑) 相方といっていいのかわかりませんが、和泉先輩からは返信はありませんでしたが、恐らく高校同じなお二方、なにやらご相談されて、代表して津村先輩がメールくださったのでしょう。ありがとうございます!
ちなみにその言葉の通り、当たり前ですが当日来て下さいました。それについてはまた次の話題で語りますから次進みます♪

次に返事がきたのはまーちゃんでした。『すいません⑥月⑭日は英検があるので、いけないんです』とのことでした。流石受験生。しっかりそこらへん考えているようで、安心する返信です。結果はどうだったかな? でも大丈夫! 君なら私よりも上にいけるさ☆
で、同じ頃に尚さんからもメールが。『土曜ですよねー……うちの学校、二時まで勉強特訓があるんで、時間的にどーなんでしょ(゜д゜;)』で、多分いけないとのことでした。しかし、私立って大変だな……土曜に勉強特訓だって。そこを選んでいったんだから、尚さんてば流石です。
みづちゃんからは、『是非行きたいです! でも一緒に行く人が見つかるかわかんないから、見つかったらになるけど』とのことでした。ちなみに彼女当日こなかった(いや、来てたけど見かけなかったのかな……)ので、一緒に来る人見つからなかったのかもしれません(汗)

ま、そんな感じで、肝心要の刹那先輩からの返信がラストでした。
『丁度テストが金曜日に終わって、今は原稿に負われし刹那です。
部誌欲しいです! かなり読みたいです!! 感想ならいくらでもお答えしますから、是非に!』

……そーっすか。(´ `;)

とってもハイテンションな刹那先輩からの返信とは正反対に、美月の心には暗雲が立ち込めていました。今私は一年生。一応色々部の活動に参加して貢献してきたつもりですが、だからって文化祭に来ない友人のために部誌を一部もらえるかと思ったら相当怪しい問題です。蒼菜先輩達なんて言うかな。やっぱ駄目かも。そうやってもらえなかったら刹那先輩にどう言い訳しよう……既にネガティブ王子モード(今流行の王子)突入です(泣)

ここで話はまた唐突に、木曜日の放課後午後五時半に戻ります。

「部誌、もう欲しい人いる?」
部長の蒼菜先輩の言葉に、まいふれんず香椎とともに率先して手を挙げる美月。「じゃあ、箱から出してもらっていいよー(笑)」と言ってくださった蒼菜先輩に、私は気まずく「あのー……」と言います。
「あの、実はお願いがあるんですけど……二部いただく訳には、いきませんか?」
「うーん……一人二部は……(苦笑)」

来 た よ 。
来たよ来たよ来たよ。

蒼菜先輩、渋い表情。仕方ないので、本当のことを話すことにしました。
「あの、ちょっと文化祭当日に来られない友達が一人いて……でもその人が、どうしても部誌欲しいって言ってて、できればもらってきて欲しいって言ってるんですけど……駄目ですよね?」
不安が募るよ、まいだーりん。こんなに苦労させやがって。
自分からその苦労の種をまいたのに、刹那先輩を呪う私が最悪。
しかし次の瞬間、蒼菜先輩の口からとんでもない一言が!!

「あ、それならいいよ。平気!」

は い ! ? (゜A゜!!!
……いいんですか?

「うん、私達も結構一年生の頃とかやってたしねー(笑)」
「うんうん、やっぱ中学の時の友達とかさ」
笑顔でそう会話を交わす、蒼菜先輩と、会計の美月先輩。
女神に見えました。(笑)

「……ありがとうございますッ! あー、よかったぁ……」

思わずほっと一息つく美月。部誌が大量に詰まったダンボール箱の中からできるだけ綺麗に製本できているものを上下一冊ずつ取り出して、ちゃっかり持ってきていた有隣堂の袋に詰めたのでした。
自分用にも上下セットでもらい、有隣堂の袋を片手に香椎と一緒に部室を後にする美月は、この時まだ気がついていませんでした。

神様が、とんでもないサプライズをこの後用意していたことに――

 * * * 

さて、凄く引っ張るようなことを書いたここで今回の記事は一旦おしまいです。まだ半分書き終わってないと思うのですが、まあ長くなったし。
ということで、近々更新予定の「祭りの後。 後編」をお楽しみに♪
予告で今日はさようなら! 近いうちにまたお会いしましょう、美月でした。

15:47  |  未分類  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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